「さよならサイレントネイビー」の伊東乾さんのNBonlineのコラム、イロの詐術に気をつけろ!。
裁判員制度において、検察が素人にも分かりやすくするために、冒頭陳述でパワーポイントを使った説明を検討しているとのこと。(伊藤さんは、パワーポイントの作り方によって、偏った考えを植えつける可能性についてこの記事で言及している。ここで示されたテクニックについては、わりと知っている人も多いのではないかと思うが)
実際に私は、ある裁判で検察が、パワーポイントを使って冒頭陳述をするのを見た事がある。その裁判(強姦致傷の新件)では、パワーポイントだけでなく、ビデオまで使っていた。私が見た裁判のパワーポイントは、非常にシンプルなもので、伊東さんの記事にあるような凝った図を使ったものではなかった。それでも、分かりやすいという意味ではとても効果があったと思う。(ビデオに関してはたいした物ではなく、上映しただけ無意味だったような気がする。殆どの傍聴人は失笑していたのではないか)そのパワーポイントを見た弁護士が、弁護側は一人で何件も抱えているんで、アンナ立派なパワーポイントを作るような余裕はありません、などと皮肉を言っていたのが印象に残っている。
いよいよ来年に迫った裁判員制度だが、色々な点を曖昧にしたまま制度だけ作ったという印象があり、このまま突入してしまうのには躊躇いがある。本質的な議論を無視して、裁判に市民感覚をなどという耳障りのいい掛け声だけで、こんな制度が出来てしまっていいのだろうか。
2008年04月30日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/95230151
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/95230151
この記事へのトラックバック


