国立感染症研究所感染症情報センターによると、四月二十三日に死亡した三歳児で、H5N1型感染による死者が108人に上ったという。インドネシアで感染が確認されたのが133人である事を考えると、極めて高い死亡率と言えるだろう。
現在の鳥ー人感染のウィルスの死亡率が、人ー人感染型に変化したあとも同じとは限らないが、それにしても安心はできないだろう。
H5とかN1とか言うのは、インフルエンザウィルス表面に出ているたんぱく質の種類。H1〜H16のHA亜型とN1〜N9のNA亜型により分類される。このうちH5とH7が強毒型と呼ばれるタイプだ。通常のタイプだと、ウィルスが感染できる細胞は呼吸器官に限られるが、この強毒型のタイプだと全身の細胞に感染が可能となる。そのため、心筋炎、脳炎、出血を伴う多臓器不全といった重篤な症状を引き起こす事になる。これが死亡率が高くなる原因だ。
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