日本社会の将来を観測する上で、もっとも基本となる事実は社会の急速な少子高齢化である。その事に間違いはない。
しかし、視野を世界に拡げると、将来深刻な問題となるのが人口爆発である。中国、インドを中心に、アジアやアフリカで、今後とてつもない人口増加が起ると予想されている。2050年には、世界人口が90億人になるそうだ。はたして地球環境が90億人を支えきれるだろうか。それでなくとも、問題山積みであるのに。
そして、その当然の帰結として見えてくるのが、この記事にもある食料危機である。この記事では、食料危機が起きる原因を五つにまとめている。
- 人口増加
- 肉食中心への食生活の変化。100カロリーの牛肉を生産するのに、700カロリーの穀物が必要となる
- 工業化による農地面積の縮小
- 地球温暖化による天候不順
- バイオ燃料ブーム
現在の世界的な食料の高騰も、この観測に繋がるものだろう。問題は複雑で、容易に解決できることではないが、今から手を打たないと、表面化してからでは手遅れになるだろう。
しかし、現実を見れば、我々の周りに食料は溢れているし、ミシュランガイドによれば、東京はパリを超える美食の都市だそうだ。美食や食文化も重要だが、飢えの問題は生命に係わるのだ。ハイチでは、食料高騰が原因で暴動が起り、首相が辞任に追い込まれたとのこと。
分かりやすく、非常に説得力のある問題提起になっている。是非、ご一読を。


